先日訪れた南山大学人類学博物館で、とても珍しいものに出会いました。

それは、なんと 1970年代～の「暮らしの手帖」雑誌でこんなに昔のものを実際に読めるなんて、本当にびっくり！
「えっ、本当に読んでいいんですか？？」と、
思わず周りをきょろきょろしてしまいました（笑）

ページをめくると、今ではあまり耳にしない日本語が並んでいて、
「やくたいもない時代」や「おしなべると」など、意味が分からず
つい調べてしまいました。
ちょっとした国語の勉強をしているような感覚です。
そして、私が手に取った1970年の号には「お歳暮やお中元の箱代」について
徹底的に検証する記事が載っていました。
読み進めながら「そこまで調べるの！？」と
驚くほど真面目で細やか。その真剣さが逆に可笑しくて、
思わず笑いをこらえる場面もありました。

でも、写真も文章もとても丁寧で、クオリティの高さにうっとり。
「この本を読むために、またここへ来てもいいな」と思えるほどでした。
だって、図書館には置いていないですし、多分ここでしか読めないから。。。

この雑誌を読んでいて改めて感じたのは、
人の悩みはいつの時代も大きく変わらない ということ。
便利なものはたくさん生まれましたが、
人間の根本的な悩みはなかなか解決されないんですよね。
それもまた、人の営みの面白さなのかもしれません。


最後まで読んで頂き有難うございました。

 

 

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