前回来店されたとき、
髪がゴワゴワして、少し扱いにくそうだったお客様。
お話を伺ってみると、定期的に草取りをされているそうです。
普段そこで生活されているわけではないため、
雑草をそのままにして、ご近所に迷惑をかけたくない、と。
そのため、草取りをする日はどうしても大量の汗をかきます。
その場所ではお風呂に入ることができないので、
帰り道に温泉に寄って汗を流してから帰るのが、
いつもの流れだそうです。
だったら、
「汗をかかないようにしてください」ではなく、
今の生活の中で、髪を扱いやすくするには何ができるだろう?
そう考えて、前回、いつものホームケアに
洗い流さないトリートメントをひとつプラスしていただきました。
そして今回。
髪を触ってみると、質感がとても良くなっていて、
艶も出てサラサラに✨
お客様からも、
「これ凄いね!
こんなに変わるとは思わなかった(笑)」
と、嬉しい言葉をいただきました😊
髪だけを見るのではなく、
普段どんなふうに過ごしているのか。
その方の生活を知ることで、
必要なケアが見えてくることもあります。
生活に合わせることもあれば、
必要なら生活の中の習慣を見直していただくこともあります。
「これを使えばいい」
「こうすればいい」と一律に決めるのではなく、
髪の状態やその方の生活に合わせて、
無理なく続けられる方法を一緒に考えていく。
今回のお客様の場合は、
いつものケアに洗い流さないトリートメントを
ひとつプラスすることでした。
お客様自身にも変化を感じていただけたこと。
とーっても嬉しかったです😊
最後まで読んで頂き有り難うございました。

前回のブログでは、髪には一本一本に寿命があり、
毛周期によって毎日少しずつ抜けていくことについてお話ししました。
では、
一日に何本くらい抜けるのが普通なのでしょう?
抜け毛について調べると、
資料によって多少の違いがありますが、
1日の抜け毛は約50〜100本程度がひとつの目安とされています。
ただし、これはあくまでも目安です。
抜け毛の量には個人差がありますし、季節や洗髪の間隔などによっても変わります。
だから、
「100本以内だから大丈夫」
「100本を超えたから多い」
と、数字だけで判断できるものではありません。
私も毎日、シャンプーのあとの排水口をチェックしています。
一本一本数えているわけではありませんが、毎日見ていると、
「今日はいつもより多いな」
「このくらいならいつも通り」
と、自分の変化に気づきやすくなります。
平均的な数字は、ひとつの目安になります。
でも、まずは自分の「いつも」を知っておくこと。
そこからの変化に気づくことも大切です。
あなたは、自分の「いつも」知っていますか?
「最近、抜け毛が多い気がするんです」
特に季節の変わり目になると、お客様からよく聞くお悩みです。
抜けた髪を見ると、
「こんなに抜けて大丈夫?」
「薄くならない?」
と心配になりますよね。
でも、そもそも……
髪って、なんで抜けるのでしょう?
実は髪は、ずっと同じ一本が伸び続けているわけではありません。
髪にも一本一本、「寿命」があります。
一定期間成長すると、その髪の成長は終わり、休む期間を経て、やがて抜けていきます。
そして、また次の髪が作られます。
これを「毛周期(ヘアサイクル)」といいます。
でも、これだけだとちょっと分かりにくいので……
私は「ところてんの独立工場」を想像すると分かりやすいかな?と思いました(笑)
頭皮の中には、髪を作る小さな工場がたくさんあると考えてみてください。
ところてんを作って、筒から押し出すように、髪も毛包の中で新しい部分が作られ、
その分だけ頭皮の外へ伸びていきます。
そして、この工場は全部が一斉に同じ仕事をしているわけではありません。
ある工場は、ただいま製造中。
ある工場は、そろそろ今回の製造を終了。
ある工場は、お休み中。
また別の工場では、次の髪を作る準備をしています。
いわば、それぞれが独立した工場。
お隣さんと、
「そっち今日休むの? じゃあ、うちも休むわ」
なんて、足並みをそろえているわけではありません(笑)
それぞれ違うタイミングで、髪を作ったり、休んだりしています。
だから、頭の髪が全部一度に寿命を迎えて抜けるわけではなく、毎日少しずつ寿命を迎えた髪が抜けていきます。
つまり、
髪が抜けること自体は、悪いことではありません。
健康な頭皮でも、寿命を迎えた髪は自然に抜けていきます。
抜け毛を見ると、つい「抜けた!」というところに
目が行きますが、
「抜け毛をなくす」ことが正常なのではなく、
髪は生まれて、育って、やがて抜け、
また次の髪へとつながっていく。
抜けるところまで含めて、髪の自然な営みなんですね。
では……
一日に何本くらい抜けるのが普通なのでしょう?
これはまた次回書いてみたいと思います。
最後まで読んで頂き有り難うございました。

「仕上げ用のオイルって、どのくらいつければいいんですか?」
これは、お客様からとてもよくいただく質問のひとつです。
たしかに、スタイリング剤を使うとき、
「何滴?」「何プッシュ?」
って気になりますよね。
でも実は、この質問に
「○滴です」と答えるのは、なかなか難しいんです。
オイルといっても、さらっと軽いものもあれば、
少量でもしっとり重く仕上がるものもあります。
髪の長さや量、髪質によっても違いますし、
何より「どんな仕上がりにしたいのか?」によって、
ちょうどいい量は変わります。
そのため、まずは基本的なつけ方をお伝えしています。
flowwで扱っているオイルなら、
私自身が特徴や使用感を把握しているので、
「このくらいから使ってみてください」
「もう少し束感が欲しければ足してみましょう」
と、具体的にお伝えできます。
一方、お客様がご自宅で使っている商品については、
同じ「オイル」という名前でも、
重さや使用感、落としやすさまでそれぞれ違います。
そんなときは、
「その商品を購入されたお店で、一度聞いてみてくださいね」
とお伝えしています。
その商品を実際に扱っている方だからこそ、
お伝えできることがあると思うからです。
そして、もうひとつ。
「何滴つければいいんだろう?」
そう思ったとき、
量を決める前に考えてみてほしいことがあります。
「今日、自分の髪をどんなふうに仕上げたいですか?」
さらっと軽くしたい?
ツヤが欲しい?
広がりを少し抑えたい?
それとも、束感を出してしっかりスタイリングしたい?
正解の量を探すより、
まず自分が欲しい仕上がりを知る。
そこから少量ずつつけて、
「もう少し欲しいかな」
「今日はこれでいいな」
と、自分の髪を見ながら決めていく。
もしかしたらスタイリング剤の「適量」は、
最初から決まっている数字ではなく、
なりたい仕上がりに合わせて、自分で見つけていくもの
なのかもしれません。
明日の朝、オイルを手に取る前に、
一度だけ鏡の中の自分に聞いてみてください。
「今日は、どんな髪で過ごしたい?」とね( ̄ー ̄)
ご参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き有難うございました。
自分の髪が大嫌いだった私が、今思うこと。
昨日、スタイリングのお話を書きながら、ふと思い出した写真があります。
この写真。
この頃の私は、自分の髪が大嫌いでした。
くせがあって、広がって、思うようにならない。
今見ると、見事なおにぎりシルエット(笑)
だから今でも、髪が横に広がって頭が大きく見えると、あの頃の自分を思い出します。
でも、昔と今では大きく違うことがあります。
それは、
「今は、自分で選べるということ。」
子どもの頃は、自分で選べないことがたくさんありました。
今は小学生でも縮毛矯正をする時代ですが、それだって誰もが自由にできるわけではありません。
でも大人になった今は、自分で「私はどうしたい?」と考えて、選ぶことができます。
そして髪なら、
くせを活かしたっていい。
矯正したっていい。
スタイリングで整えたっていい。
何もしない日があってもいい。
正解を誰かに決めてもらうんじゃなくて、
「私はどうしたい?」から選べる。
私は今でもおにぎりシルエットは好きではありません(笑)
だから、夜に髪や頭皮の水分補給をしたり、朝はスタイリング剤を使ったり、
自分が好きなシルエットになるように整えています。
昔と違うのは、
「この髪だから仕方がない」と諦めているのではなく、
自分が好きなほうを、自分で選んでいること。
美容師になった今、この写真を見ると少し不思議な気持ちになります。
あんなに自分の髪が嫌いだった私が、今はお客様と一緒に、
「どんな髪にしたいですか?」
「毎日、どんなふうに過ごしたいですか?」
そんなことを考える仕事をしている。
美容師が正解を決めるのではなく、選ぶのはお客様。
そのために、私たちは選択肢をお伝えしたり、できることを一緒に考えたりする。
自分の髪だから、
自分で選んでいい。
そう思えるようになった今は、
「大人になるって、案外いいなと思います。」
自分の「好き」を、自分で選べるようになるから。
そして今日も私は、ジャンボおにぎりにならないように仕込んで寝ます(笑)
最後まで読んで頂き有り難うございました。