「最近、抜け毛が多い気がするんです」
特に季節の変わり目になると、お客様からよく聞くお悩みです。
抜けた髪を見ると、
「こんなに抜けて大丈夫?」
「薄くならない?」
と心配になりますよね。
でも、そもそも……
髪って、なんで抜けるのでしょう?
実は髪は、ずっと同じ一本が伸び続けているわけではありません。
髪にも一本一本、「寿命」があります。
一定期間成長すると、その髪の成長は終わり、休む期間を経て、やがて抜けていきます。
そして、また次の髪が作られます。
これを「毛周期(ヘアサイクル)」といいます。
でも、これだけだとちょっと分かりにくいので……
私は「ところてんの独立工場」を想像すると分かりやすいかな?と思いました(笑)
頭皮の中には、髪を作る小さな工場がたくさんあると考えてみてください。
ところてんを作って、筒から押し出すように、髪も毛包の中で新しい部分が作られ、
その分だけ頭皮の外へ伸びていきます。
そして、この工場は全部が一斉に同じ仕事をしているわけではありません。
ある工場は、ただいま製造中。
ある工場は、そろそろ今回の製造を終了。
ある工場は、お休み中。
また別の工場では、次の髪を作る準備をしています。
いわば、それぞれが独立した工場。
お隣さんと、
「そっち今日休むの? じゃあ、うちも休むわ」
なんて、足並みをそろえているわけではありません(笑)
それぞれ違うタイミングで、髪を作ったり、休んだりしています。
だから、頭の髪が全部一度に寿命を迎えて抜けるわけではなく、毎日少しずつ寿命を迎えた髪が抜けていきます。
つまり、
髪が抜けること自体は、悪いことではありません。
健康な頭皮でも、寿命を迎えた髪は自然に抜けていきます。
抜け毛を見ると、つい「抜けた!」というところに
目が行きますが、
「抜け毛をなくす」ことが正常なのではなく、
髪は生まれて、育って、やがて抜け、
また次の髪へとつながっていく。
抜けるところまで含めて、髪の自然な営みなんですね。
では……
一日に何本くらい抜けるのが普通なのでしょう?
これはまた次回書いてみたいと思います。
最後まで読んで頂き有り難うございました。